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「SNSやったけど売上につながらない」本当の原因|車屋・バイク屋

「SNSやったけど売上につながらない」本当の原因|車屋・バイク屋

「1年やってみたけど、SNSが売上につながっている実感がない」。車屋さん・バイク屋さんの経営者から、いちばん多く聞く言葉です。

投稿は毎日している。フォロワーも少しずつ増えている。でも来店は増えていないし、商談で「インスタ見ました」と言われたこともない。だったら時間を使う意味があるのか——そう思うのは当然だと思います。

株式会社8fectの渡邊です。新卒で二輪部品商に3年、そのあと輸入車専門店で5年、ECの立ち上げからYouTube・Instagramの運用、映像制作までを売る側の現場でやってきました。いまは中古車販売店などの車屋さん・バイク屋さん専門のSNS運用代行として、累計40社以上のアカウントを見ています。

そのうえで言うと、SNSが売上につながらない原因のほとんどは、投稿の質でも頻度でもありません。設計が抜けているだけです。この記事では、つながらない3つの理由と、実際に分かれ目になっている点を書きます。

結論:SNSが売上につながらない3つの理由

  1. 発信することが目的になっていて、何のための投稿か決まっていない
  2. 誰に向けているかが決まっていないので、誰の記憶にも残らない
  3. 見た人が次に何をすればいいのか分からない(導線がない)

この3つはどれも「投稿を頑張る」では解決しません。むしろ頑張るほど、ズレたまま量だけが増えていきます。1つずつ見ていきます。

理由① 発信量を増やすことが目的になっている

「毎日投稿しているのに」が一番危ない

毎日投稿している会社ほど、止まったときのダメージが大きい。理由は、投稿そのものが目的になっているからです。今日何を出すかは決まっているのに、「この投稿で誰にどうなってほしいのか」が決まっていない。

在庫が入りました、作業しました、イベントやります。この3つだけで1年回してしまう会社はかなり多いです。どれも悪くはないのですが、全部「お知らせ」なんですよね。お知らせは、すでに店を知っている人にしか効きません。

問題は発信量ではなく設計

SNSの投稿には役割があります。知らない人に見つけてもらう投稿、この店どんな店だろうと調べている人を安心させる投稿、もう買う気がある人の背中を押す投稿。この3つは中身がまったく違います。

ところが、ほとんどの会社が3つめ(買う気がある人向け)だけを出し続けています。在庫紹介がまさにそれです。入口の投稿がないので、そもそも新しい人が入ってこない。入ってこない状態で量を増やしても、既存のフォロワーに同じ情報が届くだけです。

関連して、再生数を追いすぎると何が起きるかはSNSを頑張っている車屋ほど「再生数」を追いすぎているにも書いています。

理由② 誰に向けているかが決まっていない

「幅広い人に見てほしい」で作った投稿は、だいたい誰にも刺さりません。これは才能の問題ではなく、言葉の選び方が決まらないからです。

たとえば同じ車の紹介でも、初めて輸入車を買う人に向けるなら「維持費が思ったより怖くない理由」から入りますし、もう何台も乗り換えている人に向けるなら「この年式のこの個体がなぜ珍しいか」から入ります。順番も言葉も変わる。決めていないと、どちらにも届かない無難な説明になります。

ここを決めると、客層も変わります。発信のハードルの置き方で来る人が変わる話はSNSの「ハードル設定」で客層は決まるにまとめました。

理由③ 見た人が次に何をすればいいか分からない

導線がないSNSは、ただの看板

投稿は見られている。でもプロフィールに何も書いていない。LINEもない。在庫ページへのリンクもない。この状態だと、興味を持った人が止まります。

SNSから売上につなげるには、最低限この3つが要ります。

  • プロフィールを見た瞬間に「何屋で、どこにあって、何が強いか」が分かる
  • 問い合わせの手段が、電話以外にもある(LINEやDMなど気軽なもの)
  • 在庫や料金など、次の行動につながる情報にたどり着ける

特に2つめが抜けている会社が多い。車やバイクは単価が高いので、いきなり電話するハードルは想像以上に高いです。「ちょっと聞きたいだけ」を受け止める窓口があるかどうかで、問い合わせ数は変わります。

「中古車販売店にSNSは効果がない」という意見について

ネットで調べると「中古車販売店にSNS集客は効果的ではない」という主旨の記事も出てきます。元車屋の方が書いているものもあります。

正直に言うと、言っていることの半分は当たっていると思います。設計なしでやるSNSは、時間とお金を食うだけです。ポータルサイトのほうが成約まで速いケースも普通にあります。

効くか効かないかではなく、どういう会社なら効くのか

ただ、議論の立て方が「効く/効かない」になっているのがもったいない。実務で見ていると、効く会社と効かない会社の条件はかなりはっきりしています。

SNSが効きやすいのは、「誰から買うか」で選ばれる商売をしている会社です。専門店、カスタム、整備、ディテイリング、旧車。車種や価格だけで比較されない要素を持っている会社ほど、SNSの効き方が強い。

逆に、相場どおりの在庫を相場どおりの値段で並べている会社は、SNSよりポータルの最適化を先にやったほうがいいと思います。これは自社の受注に不利ですが、事実なので書いておきます。

売上につながった会社とつながらなかった会社の分岐点

支援してきた中で、はっきり差が出たポイントを並べます。

項目つながった会社つながらなかった会社
投稿の種類入口・教育・後押しを分けている在庫紹介とお知らせだけ
演者人が出て、考え方を話している車だけ・文字だけ
問い合わせ窓口LINEやDMで気軽に聞ける電話番号のみ
社内の記録「SNS見ました」の件数を数えている数えていないので判断できない
継続期間1年以上続けている3ヶ月〜半年で判断して止めた

いちばん効いているのは「人が出ているかどうか」です。車の情報はポータルで見られますが、この人に任せていいかはポータルでは分かりません。そこを埋めるのがSNSの役割です。

あと意外とありがちなのが、「SNS運用会社に丸投げ」です。企画を提案したりお店の現状(在庫状況/最近あった出来事など)を聞いても返答がなく、動画はよくわからないから任せると丸投げされる会社さんはSNS運用がうまくいかないケースが多いです。

ちなみに、来店後の変化も成果に入れて見てください。8fectが支援した一部の店舗では、YouTubeを見て来店されたお客様の場合、来店後の商談時間が約50%削減されました(一部支援先での実績)。売上に直結していないように見えても、1件あたりの接客時間が減れば回せる商談数は増えます。

今日からできること

  1. 来店されたお客様に「どこで知りましたか」を毎回聞いて、1行だけ記録する
  2. プロフィールを読み直して、何屋で・どこで・何が強いかが3秒で分かるか確認する
  3. 直近1ヶ月の投稿を並べて、入口の投稿が何本あるか数える

3つめで「全部お知らせだった」となる会社がほとんどです。そこが分かれば、次に何を出すかは自然に決まります。

よくある質問

どのくらい続ければ判断できますか

3ヶ月では早すぎます。投稿が溜まってから効いてくる媒体なので、立ち上げ期の数字だけを見ると全部失敗に見えます。最低でも半年、できれば1年続けた上で、来店数と問い合わせ数の推移で判断してください。

フォロワーが増えないと売上につながりませんか

商圏が限られている業種なので、フォロワー数と売上はきれいに比例しません。全国から1万人集めるより、商圏内の数百人に深く知られているほうが動きます。見るべきは来店数・問い合わせ数・成約数です。

自社でやるか外注するかで迷っています

社内に撮れる人がいて何を撮るかも決まっているなら自社運用で回ります。判断の基準は車屋・バイク屋のSNS運用は外注すべきか、自社でやるべきかに整理しました。

まとめ

  • 売上につながらない原因は投稿の質ではなく、設計が抜けていること
  • 入口・教育・後押しの3種類を分けないと、新しい人が入ってこない
  • 誰に向けるかを決めないと、言葉が決まらず誰にも残らない
  • 気軽に聞ける問い合わせ窓口がないと、興味を持った人がそこで止まる
  • SNSが効くのは「誰から買うか」で選ばれる商売をしている会社

まずは「どこで知りましたか」を記録するところから始めてください。感覚で判断していたものが、数字で見えるようになります。

車屋・バイク屋のSNS運用は8fectにご相談ください

株式会社8fectは、車屋さん・バイク屋さん・関連事業者に特化したSNS運用代行と映像制作をしています。二輪部品商と輸入車専門店で売る側にいた経験をそのまま運用に使っており、支援は累計40社以上です。8fectのSNS運用代行は月額10万円〜が目安です(詳細は公式LINEで)。

「うちの場合は何から直せばいいのか」だけでも構いません。いまのアカウントのURLを公式LINEから送っていただければ、気づいた点をお返しします。

この記事を書いた人

渡邊 大地(わたなべ だいち)/株式会社8fect 代表取締役

二輪部品商で3年、輸入車専門販売店で5年。EC立ち上げ、SNS運用、映像制作を売る側の現場で担当してきました。2026年1月に独立し、いまは中古車販売店などの車屋さん・バイク屋さんだけに特化して、YouTube・Instagramの運用代行と映像制作をしています(累計40社以上を支援)

大阪自動車青年会議所、近青協情報委員会、滋賀自動車整備振興会などで、車屋・バイク屋向けのSNS運用について講師を務めています。大阪府在住。

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